日常に感じていること
食べ物とその食習慣(ここでは食生活とします)は、毎日、当たり前のルーティーンで特別の注意も払わないですがカラダや心を形づくる元素です。毎日の食べ物はご自身の糧になるだけではありません。同じものを食べる家族の元素でもあるのです。調理の手間をかけて加工食品を避ける食習慣も家族で共有している食生活のひとつだと思います。
食生活は家庭という器のなかで、家族(特に子供)の身体と心を育てます。これを自然と子供達が受け継いで行くものだと思います。そしてそれは、その子供が作る次の家族の食習慣になります。これを繰り返して、いまだ見ぬ子々孫々にまで、その食生活が影響を及ぼして行くことになります。今の日常が100年後を生きる子孫の健康や能力を左右しているかも知れません。すなわち、食生活は広い意味で遺伝子に刻み込まれていくものではないかと思うのです。こう考えると食生活ほど大事なものはありません。
パンチェス農園の究極の使命は、この「食生活の最適化に貢献する農園になる」だと思っています。
管理人の思い
管理人はコメこそが日本の主食であると思っています。本当は農業をやるなら安全性と美味しさを兼ね備えた米農家をやりたいところですが、実情はそう簡単ではありませんでした。どんな事業にも収益性は必須ですが、現在のコメ価格ですと、それは現実味がないのです。当園ならば今の10倍くらいの耕作規模が必要です。
ぶどうなんて、本当は単なる口直し、デザートレベルのものです。ぶどうだけを食べていたのでは人間は生きていけません。けれども、たまに食べるものだからこそ、時に贅沢がしたくなり、それに対して対価が支払えるものなのかも知れないと割り切っています。
農園の目標
それならば、パンチェス園は「究極至高のぶどう」を育てたいと思います。これしかありません。兵庫No. 1のぶどう園を目指していきます。
常に栽培方法と肥培管理を追究しています。ルートラップによる根域制限栽培を取り入れ、減農薬のため基本的には雨除けorハウス栽培とし、潅水システムも導入して、細かく肥培管理しています。他の追随を許さない「特秀クラス」や「秀クラス」を目指しています。まさに「ぶどう無くしてパンチェス無し」の意気込みです。
ぶどう以外のくだもの
ただし、やはり単一の作物だけでは繁閑が激し過ぎます。同じ果樹でも手のかかる時期や収穫時期が「ぶどう」とズレる果物(ブルーベリー・さくらんぼ・桃・洋ナシ・キウイ・アボガド等)も合わせて栽培しています。恐らく数年のうちに、ほぼ年中パンチェス農園の果物が食べられるようになります。
そして、パンチェス農園が究極至高のフルーツ農園となれるよう日々研鑽します。
真の挑戦、しかし、、、
その一方で、やっぱり果物は果物です。管理人としては、コメは無理でもせめて副菜の一部くらいは・・・と思って、大豆・里芋・シイタケ・白ネギ・玉ネギ・ニンニク・トマト等にも取り組んでいます。
しかし、残念ながら家庭菜園の域を出ていません。特に大豆については、古くからの日本の食生活を考えるとコメと並んで大事な作物だと思いますが、安い輸入品や大規模事業者にとても太刀打ちできません。それほど日本農業のおかれた環境は過酷なのです。これら副菜となる野菜類等の事業化は暗中模索の状態、事業化はまだまだ先になりそうです。なお、管理人の趣味の側面が大きいのですが「平飼い養鶏」にも取り組んでいます。
理想の農業・・・?
自然農法、完全無農薬や有機栽培など、理想とされる農業のカタチは色々あると思います。しかし、やはり採算性がないと事業化はできません。同じ作物であっても時間と手間が掛かった農作物に1.5倍や2倍の対価を大半の消費者が支払う時代にならないと事業化できないと思います。これはなかなかのハードルの高さです。もちろん自分に置き換えても、これをためらいなく支払うのか疑問が残ります。結論としては、ここで完璧を追い求めるのは、もはやカルト宗教か、奇特な趣味かという領域ではないかと思います。
現在のところは、管理人が個人レベルの食生活で、この農園の様々な作物の肥培管理や利用方法を試している状況です。そうです。厳しくても諦めてはいません。その試行錯誤については「What’s new !」のページにブログ形式でアップしていますので、よろしかったらご覧になってください。
実現できていること
現在、パンチェス農園では完全無農薬や完全有機栽培による作物の管理栽培は実現できていません。既述のとおり、それを追いかけることが正しいとも思っていません。
果樹は人間が食べても甘くて美味しいのですから、どうしても害虫を引き寄せてしまい、これに無農薬では対抗できていません。また、いろいろ試してみましたが、化成肥料なしに有機肥料のみで安定した品質を確保することはできなかったです。
今、実現できていることは、まず農園内では除草剤を一切使わず、ハウス栽培により農薬を極力減らし、肥料は化成肥料を少なくして有機系の肥料の割合を増やすというところまでです。
ただ、現在のパンチェス農園で販売している農作物は、少なくとも低農薬で安心度が一般に販売されている作物より高いというレベルには達していると思います。
